【変身願望×コスプレ考】自分以外の何者かになりたい願望はノーマル | Gothic Base
自分以外の何者かになりたいと思ったことって
きっと誰もが今までの人生で一回は思ったことあると思うんです。
たとえば、自分が理想の芸能人に憧れて「ああなりたい!」って思ったり、
身近なあの人は自分にないものを持ってるから「なり替わってみたい」って思ったり。
見た目、人柄、ファッション、キャラクターなどなど、
自分とはまったく違う人間になってみたい。そんな思いって
年齢とともに諦めて封印していくものだけど、
心のどこかで心残りになってくすぶってると思うんですよね。
そういう思いがコスプレに繋がるんじゃないかなって思ったりします。
コスプレって”特殊な人がやってる”イメージもあると思うんだけど、
コッソリと「実はやってみたい・・・」と思ってる人が多そう。
【こっそり抱いている「異性になってみたい願望」】
宝塚歌劇団の男装の女性といえば、筆頭にあがるのがオスカル。
お耽美の極み。ああなってみたいとは(おこがましいので)思わないけど、
「女性⇒男性(その逆も)になりたい」
という人は意外と多そう。
性差が顕著になる思春期だけでなく、それ以降もどこかで
「異性になってみたい」という思いが心の奥底に眠ってたりしませんか?
だからこそ今、ジェンダーレスな芸能人がもてはやされている気がします。
異性でなくても、
”中性的、または無性の何か”になりたいと思ったことはないでしょうか。
私は、今までの人生、一度も”いかにも女性的でかわいらしい雰囲気”に
なったことがありません。見た目も中身も。
(※体型のコンプレックスにも起因していそう)
だから、”いかにも乙女”な雰囲気の女性を見ると、崇め奉りたくなる。
羨ましいという気持ちよりも、別次元の何かを見ているような気がして、
「可愛いは正義」なんてホンキで思ってしまうんです。
だけど我が身を振り返ると「女らしさなんて、絶対にムリ」と思ってしまう。
だから、諦めて男性的なファッションばかりに身を包んでしまうんです。
(ミリタリー服ばかり着てる気が・・髪も伸ばせないし)
子供のころ、お姫様願望は人並にあった気がしますが、
致命的に似合わないのは分かってたので、”女性らしくなること”を封印してきた。
でも今さら、「やっぱり可愛い女性を目指してみたかった」という無念さもある。
そういうわけで、「宅コス」というジャンルに一歩踏み出してみたわけです。
誰かに見せて「似合ってる」とか言われたいわけじゃなくて、
「本当はこうありたかった自分」をこっそり体現してみているんです。きっと。
きっと深層心理には、複雑なコンプレックスが潜んでいるハズなんですが、
自分では解明できない。ただただ、”可愛い女性”になってみたかったんですね。
で、それが叶わないなら、できるだけ男性的になってみたい。
真逆の行動ですが、そうすることでアイデンティティを保っていたところがあります。
でも今は、「ジェンダーレス男子/女子」というジャンルが公に存在するようになった。
いい時代です。
ところで、私は何を目指していたんだろう?
今さらながら、自分の目指したかった方向性を自問している最中です。
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