【管理人プロフィール】「ゴシック」は私の人生に近い。その理由とは? | Gothic Base
虚弱体質に生まれた私は、祖父宅・薬屋育ち。
すぐ熱を出すのであまり外出させてもらえず、薬剤のにおいあふれる薬屋の奥深くで育ちました。
薄暗い日本家屋、茶色の薬瓶、薬の調合器、分銅と秤、祖母の真っ赤なお嫁入りの着物、父の仕事のタイプライターの音。
そんなちょっと非日常な物の中で、まいにち薬ばかり飲んで過ごしました。
気管が弱く、息が吸えないときはいつも「死ぬってこんな感じかなぁ」と考えたものです。
思えば不健康で不健全で、すでに「ゴシック」に親和性の高い幼少期でした。
大人になってもそんな気質は変わらず、ゴシックな世界に身を寄せるようになりました。
私のゴシック好きは、そういう幼少期の経験から来てるみたいです。
◆
母親が厳しく、カラフルな服もチャラい遊びも一切禁止だったために、私はずっと無難に黒いシャツばかり着ていました。
学生の一人暮らしのころ、派手に遊んでみようとも思いましたが、育ちの厳しさの呪縛ってきびしいものです。
大人になってからは、親の目を逃れて、やっと少しハデな色柄の服を着られるようになりました。
でもまた、体を悪くして、やっぱり黒い服に戻ってしまう。
自分のベースカラーはやっぱり黒みたいです。
黒という色は、誰にでも似合う色。ただ、それだけではちょっと面白みに欠ける色。
でも、少しゴシックテイストを加えるだけで、とたんに華やかになり、女性らしさもプラスされるんです。
たとえば、レース、フリル、ベロア、シャーリング、アンドレ袖(笑)。
「アンドレ袖」とは、写真のように広がったベルスリーブのこと。ベルばらのアンドレがよく来ているアレです。
ともかく、
こういう系統の服がいちばんしっくりなじむことに気が付きました。
ほんとは、こういうのも着たかったけど、ちょっと勇気がいるので難しい(笑)。
なので、着る服やバッグ、靴に少しだけプチゴシック要素の混じったアイテムを取り入れることにしています。
昔はほんと、こんな服ばっかり着てたなあ(遠い目)。
ほんと、一番かわいいお洋服を着られる時代を、まんまと逃してしまった感。
だから、今になって私は、年齢をちょっぴり考慮しつつ、プチゴシック&かわいいお洋服を探して、日夜ネットショッピングに精を出している訳です。
いちばんファッションにチマナコになるうら若き時代、私は黒い地味シャツで過ごしてきた。
だから、「それくらいの自由、今さらだけどあったっていいじゃない」って思うんです。
◆
ほかにも、「ゴシック」が私を魅了してやまない理由があります。
それは、中世ヨーロッパの世界観や美術、音楽が自分のココロに響いたため。
キリスト教系の学校に通っていた私は、讃美歌や聖歌の魅力にとりこになりました。讃美歌のときに演奏するパイプオルガンの美術館に行き、聖歌隊のハンドベルを聴きにいき・・・。
宗教画の美しさにはまったのもこの時です。
でも、やっぱりどこか、薄暗さを感じるものを好むんです。中世ヨーロッパの中でも、ゴシック要素の強いものに惹かれるんです。
きらびやかで明るい世界観に憧れつつ、けっきょく落ち着くのはこういうゴステイストなのです。
私は高価なゴシック家具やゴシック服、ゴシックアイテムを持っているわけではありません。
でも、この世界観は自分にとても近しいもので、親しみを感じるのです。
というわけで、このブログを開設するに至りました。
プチプラゴシックなものや取るに足らないものがほとんどですが、自分の好きなこと、好きなものをガンガン掘り下げていきたいと思ってます♪
最後までお読みいただいた方、ありがとうございます。
管理人・千聖(ちさと)でした。
ゴシックLOVERS管理人千聖(ちさと)プロフィール【100の質問】
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