ゴシックなレコードジャケット。完成された文字デザインが美しすぎる
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【いちばんお気に入りのゴシックデザインレコード】
このカリグラフィー文字(ゴシック文字・イタリック)の題字がすっごくお気に入り♪
我が家のレコードプレイヤーは針が折れたまま放置状態。しかも古いプレイヤーなので、針がなかなか手に入らず、レコード類はすべて飾りと化してます。
針は特注品(ちょっと高い)になるので、品番や型番違いを恐れてたら、いつの間にか月日が経っていました。
でも今は空前のレコード再ブームだそうで、針がもっとラクに手に入る日も近いかもしれません。
【ベートベン「シンフォニー№,5&9」のレコードジャケット】
このベートーベンのレコード。「フルトヴェングラー シンフォニー№,5&9 ベートベン」と書かれてます。
フルトヴェングラーとは、ドイツの有名な指揮者のこと。フィルハーモニーの方で、すでに故人です。
「第五」といえば「運命」ですね。衝撃的な出だしのメロディー。音楽家なのに耳が聴こえない運命と闘うような激しい旋律がステキです。
そういえば最近、ベートーベンの再来といわれた人もいましたが、どこに行ってしまったのか・・・?時の人でしたね。
このレコードジャケットはデザインがかっこよすぎです。この黒と赤と紫の文字カラーもゴシックで、文字だけなのにすごくステキ。部屋に長年飾ってました。
この時代の音楽のレコードジャケットって、ゴシックテイストものが多くて大好きです。
ビバルディのレコード。これも宗教色が強め。飾り枠などがゴシックデザインです。
【楽譜デザインはゴシック風なものが多い。飾るだけでお洒落】
この古めかしさ、ステキ。アンティークでゴシックな表紙絵がたまらなく好きです。
厳密にゴシック音楽はもっと歴史が古く、12世紀前後のルネサンスのころのものを指すらしいです。でも、このゴシックリバイバル期の18世紀ごろのクラシックジャケットも、またゴシック要素が濃いです。
こういう古いギター教本も、ゴシックな表紙デザインのものが多いので、見てるだけでワクワクです。
こんなふうにギターの中にアラベスク模様が入ってるのも、かなり斬新なデザインだと思います。
【アラベスク模様とカリグラフィーの密接な関係。ゴシックに通じます】
アラベスク柄ってゴシックですね。もともとはイスラム建築に取り入れられた装飾模様ですが、ヨーロッパのルネサンス期(ゴシック建築期)にもこの柄は広く用いられたので、イスラム美術とヨーロッパ美術、どちらにも属する柄です。
アラベスク模様はツル科の植物を組み合わせた幾何学模様。もともとはムスリムの文字から来ているようです。
ムスリム文字は「カリグラフィー」ですから、
このベートベンジャケットのカリグラフィー文字にも通じるものがあります。
出典 http://ja.wikipedia.org/wiki/
(上)ゴシック体のカリグラフィー文字。
また、アラベスク模様は宗教色の強い柄でもあるので、美術&宗教が結びついたものの「象徴」としてふさわしい。
宗教はゴシック美術とも密接に関係してるので、ゴシック柄=アラベスク柄の印象が強いです。
出典 http://ja.wikipedia.org/wiki/
このアラベスク柄の反復する幾何学模様は、「秩序を表す」ともいわれています。宗教的な原理主義がこの柄にこめられてるんですね。
話はそれましたが、ゴシックデザインのレコード、早く復活させたいなぁ。レコードっていいですよね。あの針を乗せる瞬間とか。
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