「シュガシュガルーン」カワイイ魔界女子の恋の鞘当てゴシックマンガ | Gothic Base
【「あなたのハートをピックアップ☆」するオシャレな魔法マンガ】
安野モヨコさんのマンガ、大好きです。カワイイ、面白い。
安野さんのマンガって、オトコにだらしないどうしようもないオンナか、
もしくはピュアな少女期の純粋な女の子のどっちかしか出てこない気がします。
(あと、モテるかモテないかの両極端男子系)
この「シュガシュガルーン」というマンガ、
最初は「小さい女の子向けかな?」って思ってたんだけど、そんなコトぜんぜんなくて、
大人の女性が読んでも十分に楽しめる内容。
安野さんの作品「ジェリービーンズ」と同じ。少女が主人公なのに、
大人が読んでもココロに沁みる展開やセリフがイッパイ!
漫画のコマも無視した作りになっていて、魔法絵本のような構成。
(男性はニガテな世界観かも?)
女の子が小さい頃あこがれる砂糖菓子やキラキラ、フワフワしたものが
これでもかって位に登場します。ワクワク。
そして、テーマが魔界ということで、暗黒系魔法やらグッズやらマンドラゴラやら
ゴシックなアイテムがてんこもりで楽しいのです。
【「シュガシュガルーン」の超おおざっぱなあらすじ】
魔界にいるときはモテモテで自信満々のイケてる女の子「ショコラ」(左)と、
魔界にいるときは大人しくて影の薄かった「バニラ」(右)。
魔界のクイーン候補争いに名乗りを上げた2人は、人間界で
男の子の恋心(=ハートのカタチの宝石)を集める修行をすることに。
勝者は魔界の女王に君臨することができます。
ところが、人間界では大人しいバニラのほうがもてはやされ、
ショコラはいろいろ苦悩します。ショコラは気が強すぎるので、
人間界の日本男子にはあまりウケがよろしくない。
いっぽう、バニラは自分の出自がじつは黒い血筋であることを知り、
暗黒魔法に手を染めて、モテ度でショコラを追い上げていく。
・・・という御伽噺のような設定だけど、これが人間模様がかなりフクザツで
大人の女性にも「あるある」な展開となっています。
タイプが真逆の2人の女の子。最初は大親友だったハズが、
ステイタスに差ができることにより、互いの溝が深まっていく・・・。
<どうすればモテるのか、どうすれば男心をGETできるのか。>
それがすべての世界ですから、ギクシャクしてくるのも分かりますね。
大人しかったバニラちゃんも、隠していた嫉妬心をムキダシにして、
元親友のショコラちゃんに戦いを挑みます。うーん、厳しいなぁ。。★
こんな戦い、精神を病んでしまいそう><
安野さんの漫画のテーマは”モテ”であることが多い。
(エッセイ漫画「オチビサン」みたいな例外もあるけど)
「モテたい、モテなきゃ!」みたいな登場人物のキモチをオシャレに描いてます。
2人それぞれの乙女心が分かるだけに、読者側からすると切ない物語。
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