『うみねこのなく頃に』が意外とゴシックホラーだったんだけど・・・ | Gothic Base
【ひぐらしファンだったので、「うみねこ」も押さえようと思ったら】
竜騎士07さん作・「ひぐらしのなく頃に」。
一大センセーションを巻き起こした作品だっただけに、
次作である「うみねこのなく頃に」に期待大でした。
評判は「?」な感じでしたが、
「ひぐらしがあまりにヒットだったから、比較してイロイロ言われてるだけだろう」と予想。
でもアニメで観てて、ホンキで途中で意味が分からなくなってしまい、挫折。
雰囲気はわりとゴシックホラーな感じ。
前作「ひぐらし」がひなびた村の物語だっただけに
「ぜんぜん毛色が違う!」とワクワクしつつ観始めた。ところが、
途中で「これは現実?それとも妄想?」と区別がつかなくなってしまい・・・。
ストーリーは、「ひぐらし」っぽさを色濃く継いでいます。「ひぐらしゴシック版」な印象。
年に一度、所有する島に全員で集まるしきたりになっています。
今回の集まりの目的は、一家の当主死後の財産分与についての話し合い。
しかし、このうみねこ(カモメ)が飛び交うこの島で、
大勢が一度に残虐な死体となって発見されます。
ちょっぴり「そして誰もいなくなった」的展開です。
【「ええっ?どういうこと?」途中で混乱をきたし始め・・・】
推理探偵役(主役?)の青年「戦人(バトラ:すごい名前)」は、
生存者とともに犯人探しを始めます。
しかしこの島、サウンドノベルに「あるある」な設定で、
外は嵐&電話は断線して使えないという状況。
警察も呼ぶことができないので死体にも触れられない中、第二、第三の殺人が起こります。
と、ここまでなら分かりやすいストーリーなんですが、
「この島には魔女ベアトリーチェがいて、それが犯人である」説を信じる派閥ができます。
この島では、この魔女伝説が有名で、使用人などもこれを信じています。
ところがこの人物、「実在なのか、魔女なのか」というあたりがハッキリしない。
これが実在の人物か否かで、
物語がファンタジーものか探偵ものか、180度変わってくると思うんですが・・・。
このベアトリーチェさん、実際に姿を現して「私は存在するのよ」と主張しますが、
戦人(バトラ)は意地でも、魔女や魔法の存在を信じようとしません。
魔女の存在を否定するために、戦人(バトラ)は人間の真犯人を探そうと推理を始めます。
ところが実際にベアトリーチェは、
魔法を使って完全殺人(密室とか)をやってのけるんです。
「魔法を使ってOKなのなら、犯罪推理の面白さがなくなってしまうのでは?」
と思ってしまい、途中で観れなくなってしまいました。
でもこれ、じつは作者さんの罠であり、最後に壮大なオチが残されているというハナシです。
ただ、そこに行きつくまでに、「ベアトリーチェは人間だ」「存在しない」「魔女だ」と
登場人物が皆、それぞれに意見を戦わせる。(ここらへん悶々)
そして、真実は明かされぬまま、ストーリーが進行。
つまり、<視聴者に推理させ、結末を考えさせる>という作者さんの意図なのです。
作者さんとしては、真実の答えは「分かる人だけ分かる」ということらしいですが、
どうもスッキリしない・・・><
最後まで観れば、もしかしたら面白さが分かるのかもしれない。
(「ひぐらし」だって、最後の章でオチが明かされましたもんね)
でも、最後まで観ることができなかったので、私は真相を知ることができません。
ネット上ではさまざまな考察が飛び交っていますが、
私はそれを拾い読みして中途半端に満足しています笑。
ただ、物語に出てくる小道具がゴシックでうっとりするので、それを楽しみに観ていました。
あと、登場人物の名前がスゴイ。キラキラネーム系か、または純日本人系か、
そのどっちかの名前しか出てこない。
そして、ひぐらしキャラとカブる人物がたくさん出てくるので、
そこは懐かしくて楽しいです。
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