【不気味の谷現象】ゴシック球体関節人形のリアリティーと不気味さ | Gothic Base
【球体関節人形はなぜ怖いのか?リアルドールの不気味】
「精巧な人形は怖い―」。
そう感じた経験のある人は多いのではないでしょうか。
<人間に非常に近い姿カタチをしているのに、人間ではない物である>ということ、
これがどうやら、われわれ人間の脳に不快感をもたらすらしいんですね。
日本人形とかリアルドールなんかでもそうです。
精巧すぎて目を見張るものがあるんだけど、じっと見つめているとなんだか気味が悪くなる。
美しいと感じる瞬間もあるけど、「やっぱり気持ち悪い」という気持ちが抑えられなくなる。
ずっとしまいっぱなしにしてあったけど出してきました。たまには空気に触れさせないと。
このドールは人間にそこまで似せてない。目が大きいのでデフォルメ要素が強いです。
マンガ的なので、そんなに恐怖を感じさせません。
(怖い人には怖いかもしれない)
リカちゃんは小さい女の子だって大好きです。けっして怖くない。むしろ可愛い。
完璧な容姿に憧れはしても、「気味が悪い」と思う人はあまりいないでしょう。
そこへきて、
こちらのドール(以前載せたもの)。こっちはちょっと不気味です。
同じように目鼻口がついているのに、
なぜかリアルになればなるほど、気味の悪さが引き立ちます。
この現象を『不気味の谷』現象と名づけた教授がおられます。
【「不気味の谷」現象とは?】
東京工業大学名誉教授・ロボット工学の森政弘先生が提唱した「不気味の谷」理論。
「ロボットや他の非人間的対象に対する人間の感情的反応に関する議論」(by Wiki)だそうです。
われわれ人間は、精巧な人形やロボットが徐々に人間に近づいていく過程で、
ある一定の類似度に達すると、”不気味さを覚えてしまう”らしいんですね。
でも、人形やロボットが、<人間と見分けがつかないレベル>にまで人間に似てくると、
今度は親近感や好感を抱き始めるそうです。
これ、すごく分かる気がします。(上の写真はアンドロイド「ASUNA」ちゃん)
最近のリアルドールなんかを見ていると、
話しかけたくなるくらいに人間そっくりな出来栄えで、親近感を抱いてしまいます。
また、見た目だけでなく、人間的な動作をするかどうかもポイントになってきます。
ロボットで人間の笑顔を模するのはすごい技術が必要ですが、
どこか人形っぽさが残る表情には、我々は不気味さを感じてしまう。(←不気味の谷?)
でも、最近のナチュラルな笑顔のアンドロイドには、不思議と不気味さを感じません。
つまり私たちは、中途半端に人間に似ているものを嫌う傾向があるみたいですね。
ですが、球体関節人形なので人間のような手足の動きが可能です。
だから、我が家のドールもちょっぴり不気味の谷に差し掛かっているのかも。
これがもし自動で動いたら・・・と思うと相当不気味に感じると思います。
今のところ関節は手動なので問題はないですが、
夜中に歩き回ってたらと思うと・・・ドキドキ(笑)☆
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