異色!吸血鬼オシャレ系コマ割りナシ漫画「BLOODALONE」 | Gothic Base
「BLOOD ALONE(ブラッドアローン)」(高野真之さん著)という漫画。
”BLOOD”のタイトルのつく漫画やアニメってけっこう多くて、
とくに吸血鬼モノだとBLOODBLOODしている。
たいてい血みどろ系です。
このマンガはダークゴシック系というよりは、
しょうゆ顔~塩顔寄りの登場人物が
静かな情愛をはぐくむ系。もちろん血はバンバン飛びます。
でも恐怖モノでなくヒューマンドラマというか、タイトルにあるとおり
「ALONE(孤独)」にスポットを当てた内容。
海外でも人気でドラマCD化もされている。しかし休載が多いためか打ち切りとなり、
途中から電子書籍やWEB公開というカタチを取って作品を著しているとのウワサ。
斬新な試み?マンガとしてはレアな描き方
この「BLOOD ALONE」、明確なコマ割りのないページが出てきます。
どういうことかというと、
こんな風にちょっと絵本っぽく画面構成されている。
たまにどこから読むのか分からないけど
コマ線で区切られない1頁というのは、ゆるっとした魅力があって、
何度読み直しても楽しい。
吹き出しの位置関係だけで、
読む順序を自分で判断するという新漫画のあり方がココにあるんです。
またコマ割りのある頁では、夜=黒枠、昼=白枠で表されていて、
時間帯がナゾな場合もこのコマ枠で読者が判断する仕組み。
吸血鬼って基本夜行性なので、部屋の中でもカーテン閉めてたりしてて、
時間の移ろいが分かりにくいんですが、
この手法だと昼夜の別がハッキリしている。
すごいアイデアだなぁと感心しちゃいます。
昔からある漫画の描き方を改良するなんてなんともチャレンジャーな作者さん。
メインキャラは2人、「クロエ」と「ミサキ」
年の差恋愛に萌える層にオススメ。
男クロエ(30歳前後)、女ミサキ(12歳くらい?)。
いろいろと事情があって2人は吸血鬼ですが、
吸血鬼の血脈にいろんな種類があって
ミサキはレア種のため命を狙われます。それを守るクロエ(大人の魅力)。
一見ロリコン漫画のようですが、中身はピュアピュアで安心。
年齢差のある2人はともに暮らしていますが、
恋愛感情とも家族の情愛とも仲間意識とも
見分けのつき難い複雑な感情を抱き合い、それぞれに孤独を感じています。
私は数巻しか読めてないんですが、最新刊に近づくにつれて・・・
成長(老化)しないと思われていた2人が、年齢を重ねている風味・・・?
少女&青年⇒女子高生&中年という相関関係に移行しつつあり、
物議を醸しているようです。
不老不死テーマって、吸血鬼モノでは定番浪漫ですが、
「お子ちゃまなミサキちゃんが成長しちゃって哀しい」
という読者もおそらく少なくない。
あと、少し絵柄が濃く変わっているというウワサもあります。路線変更かな?
バトル要素+恋愛要素+日常要素+多分な厨二病要素が入り混じり、
独特の魅力となっている。
オシャレな雰囲気もあり、
青年漫画系ながら女性人気が高いのが特長です。
スポンサードリンク
↓ゴシックファッションを楽天で!↓