花粉症をゴシックにお耽美に詩的表現してみる(※フリーダム記事)

花粉症をゴシックにお耽美に詩的表現してみる(※フリーダム記事)

 

「ゴシックテイスト」と「春」とは縁遠いもの。

なぜなら春は萌芽の時期だからです。

 

 

生命の息吹とか新しい物事の始まりとか太陽光とか、

何かとイキイキした眩しい季節。それが「春」です。

 

逆にゴシックテイストは「死」「終焉」を思わせます。

なので秋冬こそゴシックな季節なのです。

(夏もゴシックに縁遠い)

 

 

でも私は春を疎ましく思っているわけではなく・・・

 

 

 

春の中にゴシックを見出す

 

 

個人的には春は好きです。

だってシンプルに温かい季節だから。

 

 

ゴシックテイストを愛しているからといって、

いつもおどろおどろしい洋館の奥で

黒魔術みたいなことをしているわけではありません。

 

 

毎日血の滴る生肉を赤ワインとともに

食しているわけでもありません。

ずっと黒い服を着てるわけでもありません。

V系音楽やゴシックな教会バロック音楽を聴いてるわけでもありません。

 

 

部屋は黒ではありません。

ふつうに壁とか天井とか白いです。

カーテンも明るい色です。

 

 

今年は明るい花柄のお洋服にトライしようと思っています。

そして今、お花見ピクニックと海、神社巡りを画策しています。

さらにはさいきんほうじ茶に凝っています。

まったくゴシックではない暮らし。

 

ですがゴシックテイストが好きなんです。

不思議ですね。

 

 

 

 

春の代名詞「花粉症」

 

しかも今、私は花粉症に襲われています。

ゴシックLOVERなのに花粉症。

なんだかダサくないでしょうか。

 

 

鼻のかみすぎで鼻の頭がアカ剥けになってるのに

お洒落な文章とか書けますか?

 

 

・・・なんとなく書いてみたくなってきました。

(トライアル精神で)

 

 

 

 

花粉症をゴシックに表現してみる

 

おお 指の隙間を伝い

滴るは透き通りし聖なる水

ほの蒼き紙の力をも 激しくかいくぐり

絶え間なき泉は 滾々(こんこん)と湧き出ずる

共に溢れ出すは 一筋の涙

喘ぐ喉の 狭き門よ

この苦しみを与えたもうたは 誰ぞ

投げ捨てた紙の重なりのごとく

夜更けのため息は ただ刻々と降り積むのみ

 

 

いかがでしょうか。

カッコよくゴシックにお耽美に

花粉症を表現してみました。

 

 

【用語解説】

 

「透き通りし聖なる水」・・・鼻水

「ほの蒼き紙」・・・ティッシュ

「絶え間なき泉」・・・鼻の奥

「一筋の涙」・・・花粉症で涙腺崩壊

「喘ぐ喉」・・・咳き込み

「紙の重なり」・・・ゴミ箱に捨てた大量の鼻紙

「夜更けのため息」・・・花粉症で寝付けない

 

 

最後の二行は「ティッシュ」&「ため息」を掛けています。

これでゴシックに無縁のような「春」も

少しお洒落気に演出できたのではないでしょうか。

 

 

というわけで花粉症ですごく眠いので寝ます。

おやすみなさい・・・★(喘ぐ喉で)

 

 

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