ゴシックな蝶の標本。蝶マニアのお部屋拝見!展翅って大変です
【蝶モチーフマニアです。蝶そのものがゴシックで大好き】
知人に蝶マニアの方がいます。自ら蝶を繁殖&羽化させて、さらに標本にするというこだわりっぷり。世界中を巡って標本を買い集めていらっしゃいます。
私は蝶の展翅(てんし)が怖くてできないのですが、蝶モチーフはLOVEなので、展翅の様子や標本コレクションを見せてもらいにいきました。
蝶ってそのシルエットだけでオシャレでゴシックです。和ゴスにも洋ゴスにもなんにでも似合う。ファッションやインテリアにしてもサマになるので、すごく大好きです。
さて、秘蔵のお気に入りの標本を見せていただきました。ワクワク。
【蝶の標本にホレボレ。ゴシックインテリアに取り入れたい】
「ゴライアストリバネ」。さすがにこんなレアな蝶の生体は、手に入らないのだそう。展翅はムリなので、海外から買い付けてきたそうです。
私は下の「アレキサンドラアゲハ」とあまり区別がつかなかった(ハネの細長さが違う?)んですが、どっちも大きくてビックリしました。同じ系統の蝶だそうです。
近くで見ると大迫力です。とにかく鮮やかな色合い。ニューギニアに生息し、ハイビスカスの蜜を吸います。
南国の蝶だけに、原色を通り越して、もはや蛍光色。ケバケバしさがかっこいいです。
「アレキサンドラアゲハ」。世界最大級の蝶として有名です。人の顔の大きさくらいあります。飛んでるところを想像したら、ちょっと恐怖かも(笑)。
こういう大きな蝶は、羽ばたき音がすごく大きいそうで、バサバサと風を感じるのだとか(怖!)。幼虫の時は、巨大なイモムシなのだそう。蝶は好きだけど、イモムシ状態はノーサンキューです。
名前が分かりませんが、この蝶は、ハネの下のほうの尾っぽみたいなトコロが魅力なのだそう。この尾っぽが長ければ長いほど価値が高いそうですが、完全な状態での展翅は難しいみたいです。
この標本も少し尾っぽの先が欠けてました。捕まえるときに折れちゃうんでしょうか?
この蝶も名前を聞きそびれました。南国の蝶ってことは確かです。黒と赤と青・・・すごい配色です。こんなに目立って敵に見つからないんでしょうか?いくら南国の鮮やかな風景の中とはいえ・・・。
これ、蝶なのか蛾なのか分かりません。私、ずっと蛾はジミな茶系で、触覚に毛が生えてて、腹部が太いものだと思ってたんですが、このハデハデな標本の中にも蛾がたくさん混じってるらしく、「どういう区別なんですか」ときいてみました。
すると、「厳密には区分けはないけど、しいて言うならハネを休めるときにハネを開いているか、閉じているかかな」とのこと(!)。
そういえば、蛾ってハネを広げて壁などに止まっているイメージがありますね。蝶に多い名前「○○タテハ」というのは、ハネを立てて草花に止まるからだそうです。
でも、さらに調べるとハネを立てないで止まる蝶もいるんだそうで・・・よく分かりません。
このスカシチョウなんて、透明なんですよね。蝶って、リンプン(ハネの粉)がないと飛べないと教わったのに、この蝶は骨組みしかなくスケスケ。どうやって飛んでるのか・・・。
黒×差し色の赤。全体のバランスもスバラシイ。ゴシックなカタチのちょうちょです。個人的にこの蝶に一番ココロひかれました。
コノハチョウたち。木の葉に擬態しているようなハネのカタチです(真ん中4頭)。
そして、写真左のほうの小さな蝶のハネ(見切れてます)に、数字の模様が見えます。「クリメナウラモジタテハ」というレアな蝶で、ハネに「88」に近いカタチのモヨウがあります。
この数字、89や68などさまざまに見えるので、コレクター人気の高い蝶なのだそう。おもしろい柄ですね。
【モルフォ蝶の標本、いつか手に入れて飾ってみたい】
自分で展翅できればいいのでしょうが、蝶をキレイに捕まえたり、防腐処理したり、繊細なハネに針を刺したりする作業は大変。神経をすりへらすようです。
なので、通販に頼るしかないでしょうね。カラフルでレアな蝶は、やっぱり日本には少ないみたいですし。
モルフォ蝶の標本が欲しいなぁと思いつつ、なかなか踏み切れずにいます。モルフォ蝶といってもいろいろなカタチや色、並べ方があるので、目移りしてなかなか決まりません。
蝶。いつかゴシックインテリアルームを作る際には、絶対に取り入れたいモチーフです。
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