映画「クリムゾン・ピーク」の意味が怖い&映像がゴスで素敵
【ゴシックな映像美を堪能したい方&怖いのOKな方におすすめ】
さいきんB級映画&Z級映画にハマっていろいろ観てたんだけど
ハズレが多すぎて時間の無駄遣いをしてしまった感があったので、
「たまには」と怖いのをレンタルしてみました。これはキモコワでした。
ちょっと後残りするような怖さ。まず、「クリムゾンピーク」という題名。
crimsonは”深紅”という意味で、peakは”丘”や”最高潮”の意味。
主人公は「アリスインワンダーランド」の主役、
色白金髪のイノセントなミア・ワシコウスカさん。ピュアで素敵配役です。
で、この主人公が寝ていると夜な夜な、赤い骨だけの血みどろの霊が
「クリムゾンピークに気をつけなさい・・・」と囁いてくる(怖すぎ)。
「クリムゾンピークって何?」ってすごく気になりつつ観進めていくと、
夢見がちな機械設計師の青年が熱烈アプローチしてきます。
主人公はめちゃくちゃお金持ちのお嬢様で、父親はイヤな予感がするものだから
「アプローチを断れ」といいます。でも娘は恋する乙女状態で聞き入れない。
青年は実際に財産目的で、見るからに意地悪そうな姉とともに企てて、
主人公の父を殺します。娘は父の死の真相を知りません。
青年はうまく娘の恋心につけこんで・・・
▲門扉とお屋敷の距離が異常。うらやましい▲
自分のお屋敷(広すぎ)へ連れ帰ります。お姉さんも同居です(!)。
主人公は「お姉さんは意地悪いけど、夫が愛してくれるからいいわ!」とばかりに
開き直ってお屋敷で暮らし始めます。しかし・・・
【なんだこの建物は・・・!めちゃくちゃゴシック(笑)】
いいですね、ゴシックハウスって。住んでみたいです。
玄関開けたらいきなり吹き抜け天井で、だだっ広い螺旋階段が上へ上へ連なっている。
屋敷の血筋の人物画が階段の壁にかけられ、大きな蛾がいっぱい・・・。
壊れかけた古いお屋敷。暖炉がずっと焚かれています。素敵。
蓄音機の時代なので、そういうスチームパンクな機械がいっぱい出てくる。
お金かかってる感じします。
素敵な猫足のバスタブ。しかし出てくるのは血のように赤い水。
優しい夫は「地下室にはいくな」と主人公に言い含めます。
そんなの言われたら余計に好奇心が(笑)
でも主人公は自分の意志と無関係に、地下室へ赤い骨の人に誘われます。
地下には、血のような深紅色の採掘粘土が貯蔵されていました。
「クリムゾン」とはここら一帯で採掘される赤粘土だったのです。
そして、その貯蔵タンクに女性の遺体。骨が赤く染まっています。この女性こそが、
主人公に何度も警告してきた骨の幽霊。この女性は、夫&その姉の母親でした。
猫足のバスタブで、頭を斧で割られてずいぶん昔に死亡していたんです。
主人公は、徐々に真相を知っていき、ついにすべてを知ることに・・・。
そして、行動に出る主人公。手に汗握る展開でした。
けっこう救いようのないストーリーですが、豪華で見ごたえバッチリなのと、
つじつま合わせがよくできているのとで、個人的に高得点でした。
夫の姉役・女優ジェシカ・チャステインが好演でした。夫にこんな猟奇的な姉がいたら
私なら即離婚です(笑)怖すぎ。精神的に追い詰められそうです。
いろいろといわくがありすぎな屋敷だけど、いちおうハッピーエンド・・・なのかな?
主人公の今後に幸あれって感じです。おすすめのゴシック映画。
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