コープで¥1000だった”高見え”バタフライカットソー(笑)
最寄りのコープに併設されている、年配向け衣料コーナー。
そこで、超掘り出し物を探し当てるのが、ひそかなる趣味となっています。
年配というよりもむしろ、おばあちゃん率のほうが高いコーナー。
そんな中、お宝トップスを探し求めて彷徨うのが、
おばあちゃんよりは若いはずのこの私です。
今回は、人形に着せてあった花柄トップスが私のハートを射抜きました。
SALEで¥1000。墨黒の地に、褪せたような和風寄りの花柄。
「ああ、亡きおばあちゃんがこんなの着てた・・・」みたいな。
でも、見ようによってはロッキンな服なんですよ。
イメージでいえば、かつてのイエモン吉井さんが着てた
総花柄の前衛的なロングシャツみたいな感じ。
花柄のお洋服は、おばあちゃん化するか、ロッキン化するかの紙一重。
正直、賭けでした。同行していた母親もちょっと動揺してました。
「これ・・・お年寄り服やん!」てツッコまれつつのレジ清算。
ですが、私の中では「これはオシャレなプチゴス服の分類」のジャッジでした。
さいきん分かったんです。なぜ私がゴシック調の服を好むか。それは、
”安い服も高く見えるから”。
【”高見え”というワードに賛否アリ】
【流行ワード解説:「高見え・・・実際の値段よりも上に見えるアイテムのこと」】
どこかの有名コラムに書いてあったのが、
「高見えってダサイ」ってコト。まあ、そうですね。ダサイかも笑。
だって、「高く見える」=「安モノの服」ってことですし。
高い服は、値段相応に見えてもちっとも恥ずかしくない、むしろ誇れるでしょう。
ですが、「安物が安く見える」。これはどうしようもなく哀しいです。
「あ、貴女のお洋服、し●むらで900円で見たわ」とバレたらやっぱり切ない。
そこで、です。「それ、高そう!どこの?」と訊かれたときに
「し●むらで900円だった」と答え、「えっ?ウソ?見えない!」と
慰めではなくホンキで驚いてくれた相手の反応・・・快感です。
超ロープラなのにすごく高く見られた瞬間、
私のお洋服の選球眼が正しかったことを証明されるワケです。
これが楽しい。(※関西圏に限る)(※繰り返しますが慰めは除外)
【改めておばあちゃん服を見てみましょう】
謎のメーカータグ。見たこともない横文字。これすら味わい。
手書き風の花柄。すごくおばちゃんorおばあちゃんっぽいです。
背中には編み上げ紐。これはちょっと”若見え”ポイントかもしれない。
編み上げやリボンはゴスロリ界でも普遍的なデザイン。
ポリエステル100%。たいていこういうペラペラ服はポリ系です。
でも涼しいんです。お肌に張り付かない。ちょっと光沢感がある。
そう、ゴシック調のお洋服って、色は黒系が多くて、素材がツヤッとしていて、
自然に高そうに見えるんです。だから好きなんです。
また、黒っぽい服は色白効果も狙えます。もちろん、引き締め効果も高い。
そして、流行り廃りもない。「今年っぽくない」みたいなことにはなりません。
そもそもゴシック服自体、流行から大きく逸れている。
「今年はいけるけど、来年には厳しいかも」などという憂いにも無縁。
それに、年齢無関係に着られるんですね。この服が傷まなければ、
たぶん10年後、20年後にだって着ていられるでしょう。
そんなデザインが多いから、私はゴシックが好きなのかもしれない。
このバタフライ袖カットソーが、そういう気づきを私にくれました。
ゴスロリ服には制限が多くつきまといます(大好きですけどね)。
ですが、大人向けのプチゴス服って、長く楽しめる。
チョーカーなどを組み合わせれば、一見おばあちゃん服なのに
ちゃんと着こなせるんですね。これが醍醐味。
今回も、写真を知人に送ってみましたが、高見えの好感触を得ることができました。
安いのにゴシックテイストのため高く見える・・・。
この面白さを分かってくれる人がいたら、すごく仲良くなれそうな気がします笑。
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